知らないと損！【髪が生える】食べ物とは？

「髪の毛を増やしたり丈夫にしたりするのってどうしたらいいですか？やっぱりワカメとかひじきとか海藻食べればいいですか？？」

「んー、ダメではないですけどそれって色が似てるからとかのイメージだけで選んでないですか…。」
サロンワーク中にお客様とよくある会話の１つです。

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営しているオーナー兼美容師の
甲斐誠章です。

育毛を考えるにあたり、ヘッドスパや育毛剤なども当然重要ですが、そもそもの髪の毛の元になるものが体内で生成されなければ生えてくるものも生えては来ません。
だからと言って、髪の毛と同じ成分のものを食べてだけいれば良いのかといえば、それだけでは完璧ではありません。
今回は髪の毛に良い思われる食べ物を、少し別の切り口から書いてみます。

髪の主成分はタンパク質

まず、髪の主成分はタンパク質でできておりますので、髪の元になる食べ物といえばタンパク質多めの食材を使った料理が良いでしょう。タンパク源がないと髪も爪も綺麗に成長してくれません。

が、

髪に良い食材を考えるときにもう１つ大事な要素があります。
それは血液をサラサラにしてくれる食べ物を意識すると言うことです。
なぜ、髪を生やすのに血液サラサラが関係あるのか。

それは、髪の元になる栄養は頭皮の毛細血管を伝って毛根に届けられるからです。
つまり頭皮の血流（血行）がよくないと毛根にも栄養が届かなくなり、健康的な髪が成長しにくくなってしまうのです。これは、大変ですね。せっかく摂った栄養も届かなければ意味がありません。なるべく血液をサラサラ状態にして頭皮まで栄養が流れやすくしておかなければなりません。

血液ドロドロは健康にも良くないですが、髪の成長にも大ダメージを与えてしまうのです。

ですので、タンパク質が必要だからといって唐揚げやトンカツなどを食べまくっていればOKかというとそうでもありません。油分多めな食事は血液ドロドロになり、せっかく摂ったタンパク質が毛根にまで届かない…なんてことにもなりかねません。

ではどんな食べ物が血液をサラサラにできるのか、「自分で調べるのがめんどくセー」と言う方のために少しまとめてみました。

※育毛と血行の関係は詳しくは下記の記事をご覧ください。
自宅の頭皮ケアで最速で結果を出す方法。

血液をサラサラにする食べ物

○クエン酸を含む食材
…酢や梅干し、レモン、ライム、グレープフルーツなど柑橘類、イチゴ

「すっぱい」と感じる酸味の成分であるクエン酸酢。梅干し、レモンなどの柑橘類に多く含まれます。お酢は疲労回復に効果があるといわれていますが、それ以外にも血液の酸化を抑えて血流を良くする効果も期待できます。

○EPAを含む食材
…イワシ、サバ、サンマなどの青魚、あなご、生卵

青魚に豊富に含まれるEPAも、血液をサラサラにする作用があります。ほかにも、血栓をできにくくしたり、脂質異常症を予防したりする働きを持ちます。

○ポリフェノール類を含む食材
…緑茶、ココア、赤ワイン、ブドウ、大豆、そば、しょうが

植物が生成する抗酸化物質であるポリフェノールはコレステロールの酸化を防いでくれます。食事時には、ポリフェノールが豊富な緑茶やココアがおすすめです。赤ワインに関しては、アルコールのとりすぎが逆に血液をドロドロにしてしまうため、1日グラス2杯程度までがおすすめです。ブドウは果糖が含まれるため、食べすぎには注意です。
夏は、そばに生姜の薬味の組み合わせも良いですね。