重要！意外と知らない『育毛剤』の種類とは。

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営しているオーナー兼スタイリスト
甲斐誠章です。

今回は皆さん、意外と知らない？というより意識していないと思われる、育毛剤の種類のご紹介です。

頭皮環境や抜け毛などが気になってきた場合に、一番に試してみる製品の１つにいわゆる『育毛剤』があると思います。
この『育毛剤』、値段の高い安いもあるのですが、実は一口に育毛剤と言っても様々な種類やカテゴリーがあるのです。
効果の強さの順に分類すると、
発毛剤
育毛剤
養毛剤
に分けられます。

では、それぞれ何が違うのでしょうか。
育毛剤と発毛剤、養毛剤のそれぞれの違いを順に見ていきましょう。

養毛剤とは。

まずは養毛剤です。聞いたことがある様な無いような気がする名前で、なんとなく効果も高そうに感じる養毛剤。実は一番効用の弱い種類の製品で、頭皮の状態を健康な状態にととのえて脱毛を予防したり毛髪を保護したりすることを目的としています。
養毛剤は、薬機法の分類では化粧品にあたる商品です。有効成分が含まれていないため、医薬品や医薬部外品にはなりません。そして、効き目が他の種類よりもおだやかです。

育毛剤とは？

次に育毛剤です。
育毛剤は、すでにある毛の成長を促進することを目的とする製品です。
これは、血行促進や皮脂分泌を抑制したりして、毛髪の成長を促し、数ヶ月の間に次第に太い毛が生えてくるという効果を目指します。もちろん、すでにある毛の保護や脱毛予防も目的としています。養毛剤よりも効果が強く、有効成分が多く配合されている特徴があります。
当店で取り扱っている製品（アメリオールプロ）もこの育毛剤に該当します。
ちなみにアメリオールプロは医薬部外品という分類にあたり、医薬部外品は、厚生労働省が許可した効用のある成分が配合されてはいるものの、病気の予防のみを目的とした商品です。医薬品と違って病気の治療効果は認められませんが、副作用等が少なく誰にでも使いやすいのが利点です。製品によっては有効成分が少なく、医薬部外品として認定されないものも含まれますので注意しましょう。

発毛剤とは？

最後に、一番強力な効果がある発毛剤です。
これは、毛が抜けてしまった場合に、再度新しく毛を生えさせる作用のあるとされるものです。
育毛剤や養毛剤は、すでに生えている毛を維持したり健康を促進したりするものであるのに対し、発毛剤は「毛のないところ」に「毛を生やす」作用があるところが根本的に異なります。毛母細胞に働きかけることによって直接発毛を促進する効果があるということを、国から認められています。これは医薬品に分類されるものが多く、その成分内容によって第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品があります。よくCMで見かける「リ○ップ」などがこれにあたり、第一類医薬品に該当します。第一類医薬品は一番リスクの高い商品で、薬剤師が販売する必要があります。そのため、いくら効果が高いと言っても、美容室で美容師が販売することは残念ながらできません。

3者の違いのまとめ

このように、3者の違いは、
発毛剤は「毛のないところに毛を生やす」、
育毛剤は「毛を成長させて保護し、脱毛予防する（強い効果）」、
養毛剤は「毛髪を保護して脱毛予防する（弱い効果）」
というものになります。
その他、発毛剤、育毛剤、養毛剤には薬機法上の医薬品、医薬部外品、化粧品という分類上でも明確な違いがあります。

薬用育毛剤とは？

「薬用育毛剤」という言葉を聞いたこともあると思いますが、「薬用育毛剤」とは、医薬部外品の育毛剤のことです。育毛剤は医薬部外品に分類される製品が多いですが、中には有効成分が少ないため医薬部外品とならずに単なる化粧品にしかならないものがあったりします。こう言った製品と区別するために、医薬部外品に認定された育毛剤を、特に「薬用育毛剤」と呼んでいるのです。当然、医薬部外品として認定されていない育毛剤は、「薬用育毛剤」と表示することは認められないことになり、養毛剤と同様の表示しかできないことになりますので、選ぶ際には注意しましょう。

ちなみに、甲斐お勧めの頭皮ケア方法とは、
クレンジングローションで脂汚れを浮かせる→アメリオールシャンプーで２回シャンプーする→ドライヤーで乾かす→アメリオールプロ（育毛剤）を頭頂部全体にしっかりつけて３０秒マッサージする→発毛剤（リアップX5など）を気になる部分中心につけて３０秒マッサージ。
これです。
というか、私が自宅でやっているのがこの方法です。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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