白髪用カラートリートメントで注意する事。

「最近、白髪が多くなり過ぎてしょっちゅう染めないと気になってしまうんですけど、自宅でやるカラートリートメントとかってどうなんですかね？ダメージとか。」

「場合によってはアリだと思います。ただ、やはりメリットデメリットもありまして、いくつか注意点がー」

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営しているオーナー兼美容師の
甲斐誠章です。

美容室の営業中にお客様から質問されることが多い項目の１つです。
白髪の出始めや、増え過ぎた白髪など、自宅でサッとカバーできたらいいなと考える方は多いですね。
白髪以外でも、ブリーチカラーやインナーカラーなどで抜けやすい色をカラーシャンプーなどで補うのも最近の主流ですね。
そこで今回はカラートリートメントで白髪染めをしたい方に、ポイントと注意点を書いてみたいと思います。

○白髪用カラートリートメントとは
そもそも、カラートリートメントってどんなものなの？？

簡単に説明しますと、
『シャンプーの後にするトリートメントの中に染料が入っていて、髪に塗って時間を置くだけで染料が付着し、染まってくれるもの』
です。
カラーシャンプーはこれのシャンプーバージョンと考えてください。

○染料が髪の表面に付着しているだけですので、通常の白髪染めに比べて髪のダメージはほとんどありません。
○黒髪を明るくする効果はありませんので、白髪にだけ色がついているように見えます。（実際は黒髪にも色はついていますが目立ちません。）
○１回ではしっかり染まることは少なく、回数を重ねるとだんだん色が濃くなっていきます。
○付着した染料はシャンプーするたびに落ちていきますので、色もちはあまり良くはありません。

主な特徴はこんな感じです。

大体の方が、美容院の合間に自宅でのセルフケアとして使ってみようと考えていると思いますので、上記の特徴を踏まえて自宅で使用する際の注意点を説明します。

○使う際の注意点

①色の濃さは様々。
最近ではいろいろなメーカーから販売されていますが、染まる色の濃さはメーカーによってバラツキがあります。
A社のダークブラウンとB社のダークブラウンは染まり上がりの濃さが全く違うこともありますので、初めて使う製品は注意した方が良いかもしれません。

②美容院の直後は使わない。
美容院でヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など（場合によってはトリートメントも）、薬剤系の施術をした直後には使用しない方が良いです。３日〜１週間は日を置いてから使い始めた方が良いでしょう。

③根本の目立つところにだけ使う。
髪に塗る際は、なるべく白髪の目立つところだけに付けるようにしましょう。
理由としては、髪をコーティングするように染料が付着していきますので、染料が重なりすぎると色は濃くなりますが、次の美容院で使用する薬剤の邪魔になる場合があります。

④美容院へ行く１〜２週間前には使用をやめる。
③でも書きましたが、カラートリートメントが髪に残っていると、美容室で使う薬剤がうまく浸透しなかったりする場合があります。当然、カラートリートメントの残り具合によっても浸透時間に差ができたりしてしまいます。
その場合、ヘアカラーがムラになってしまったりパーマがかからなくなってしまう場合もあります。

⑤美容院では必ず担当美容師に伝える。
美容院でのカウンセリング時には、自宅でカラートリートメントを使っていることを必ず伝えましょう。できれば、『何回くらい使って、何日前まで使った』まで言えると完璧です。

ぜひ、参考にしてみてくださいませ。

今回もご覧いただきありがとうございます。

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