髪の静電気はなぜ起こる?冬のパサつき・広がりを防ぐ3つの対策を美容師が解説

ホームケアの正しいやり方

11月に入り、朝晩の冷え込みが少しずつ厳しくなってきました。

この時期になると、お客様から髪の乾燥や静電気についてご相談をいただくことがあります。

甲斐
甲斐

こんにちは。名古屋市中村区岩塚駅で美容室を経営している、オーナー兼美容師の甲斐誠章です。

「朝はきれいにまとまっていたのに、外出すると髪が広がってしまう」

「マフラーを外すと髪が顔にまとわりつく」

「ブラッシングをすると、髪がパチパチする」

このような経験はありませんか?

特に冬は、髪をきれいに整えても、静電気のせいで思うようにまとまらないことがあります。

また、静電気が起こると髪が絡まりやすくなり、無理にブラッシングすることで切れ毛などにつながる場合もあります。

ただ、静電気が起きるからといって、必ずしも髪が傷んでいるわけではありません。

健康な髪でも、季節や生活環境によって静電気は発生します。

大切なのは、静電気が起こる理由を知って、髪に負担をかけないお手入れをすることだと思います。

今回は、冬の髪の静電気について、その原因から予防方法、静電気が起きてしまったときの対処法まで、美容師の立場からお話しします。

そもそも、なぜ冬になると髪に静電気が起こるの?

静電気が起こる大きな原因は、乾燥と摩擦です。

私たちの身の回りのものは、プラスとマイナスの電気を持っています。

普段はバランスが取れていますが、髪とブラシ、髪と衣類などがこすれ合うと、そのバランスが変化して静電気が発生します。

子どもの頃、下敷きで髪をこすって、髪を逆立たせた経験がある方もいるのではないでしょうか。あれと似た現象が、冬の髪にも起きています。

では、なぜ冬になると静電気が増えるのでしょうか。

それは、空気が乾燥しているからです。

湿度が高い環境では、たまった電気が逃げやすいのですが、空気が乾燥すると電気が逃げにくくなります。

さらに冬は、ニットやマフラー、コートなど、髪とこすれる衣類を身につける機会が増えます。

つまり、冬は静電気が発生しやすい条件が重なっているのです。

また、カラーやブリーチ、毎日のヘアアイロンなどで傷んだ髪は、表面が荒れて摩擦が大きくなっていることがあります。

そのため、静電気による広がりや絡まりが気になりやすくなる場合もあります。

こうした冬の髪のお悩みを減らすために、私がおすすめしたい対策は3つです。

1.髪の乾燥を防ぎ、静電気が起こりにくい状態をつくる

まず大切なのが、毎日のシャンプーやトリートメントです。

静電気を防ぐには、髪の乾燥を抑えるとともに、髪の表面をなめらかにして摩擦を減らすことが重要になります。

冬は寒いため、つい熱いお湯でシャンプーをしたくなりますが、熱すぎるお湯は頭皮や髪の乾燥につながる場合があります。

シャンプーは熱すぎないお湯で行い、洗った後は髪の状態に合ったトリートメントを使用しましょう。

特に乾燥しやすい毛先には、適度な保湿や手触りを整えるケアが大切です。

ヘアオイルとヘアミルク、どちらが良い?

冬の乾燥対策として一般的によく使われるのが、ヘアオイルやヘアミルクです。

ヘアオイルは、シリコンコート系のオイルの場合は髪の表面になめらかさやツヤを与え、摩擦を減らすのに役立ちます。

一方、ヘアミルクは水分を含む製品が多く、髪のうるおいやまとまりを整えるために使用されます。

どちらが良いかは、髪質やダメージの状態によって変わります。

例えば、毛先のパサつきや絡まりが気になる場合は、シリコン入りヘアオイルが有効です。
乾燥やくせなどで広がりが強い方には、天然由来系のヘアオイルが使いやすい場合があります。

反対に、髪が細く、オイルをつけるとペタンとしやすい方には、軽い仕上がりのヘアミルクが合うこともあります。

ただし、たくさんつければ良いというわけではありません。

必要以上に重ねると、ベタつきや髪の重さにつながることもあります。

髪の状態に合わせて、必要なものを必要な量だけ使う。

これが、私の考える素髪ケアの基本です。

水分補給を意識するなら、M301という選択肢もあります

もう一つ、髪のうるおいを意識したケアとして、エヌドファイブで使用している電子トリートメント「M301」があります。

M301は、海洋深層水由来のミネラルなどを使用した、マイナスイオンを持つミネラルで水分を補給することを目的とした製品です。

一般的なオイルのように髪の表面を油分でコーティングするものとは異なり、水分とミネラルによるうるおいケアに着目しています。

ご自宅では、シャンプー後のタオルドライした髪や朝の寝癖直しにM301をスプレーしてなじませ、その後ドライヤーで乾かすという使い方ができます。

朝、髪の乾燥やパサつきが気になるときのスタイリングにも利用できます。

冬は髪が乾燥しやすいため、こうした水分補給を意識したケアも選択肢の一つになると思います。

ただし、M301に静電気を直接除去する効果が確認されているわけではありません。静電気対策の基本は、髪の乾燥を防ぎ、摩擦を減らすことです。
乾燥を防ぐケアという意味ではM301は最適です。

そのうえで、ご自分の髪に合った製品を選んでいただければと思います。

2.ブラッシングやドライヤーの使い方を見直す

静電気対策というと、トリートメントやスタイリング剤に目が向きがちですが、実は毎日の髪の扱い方も大切です。

特に気をつけていただきたいのが、ブラッシングです。

冬は、乾いた髪にブラシを何度も通すことで静電気が発生しやすくなります。

絡まった髪を無理にとかそうとすると、さらに摩擦が増えてしまいます。

髪が絡まっている場合は、まず毛先から少しずつ優しくほぐしましょう。

必要に応じて洗い流さないトリートメントなどで髪の滑りを良くしてからブラッシングすると、余計な負担を減らせます。

また、ブラシの素材によっても静電気の起こりやすさは変わります。

乾燥する季節には、静電気対策を考えて作られたブラシを利用するのも良い方法です。

ドライヤーは使わないほうがいい?

「髪が乾燥するなら、ドライヤーを使わないほうが良いのでは?」

そう考える方もいるかもしれません。

しかし、濡れた髪を長時間そのままにしておくことはおすすめしません。

濡れている髪は摩擦によるダメージを受けやすいため、適切に乾かすことが大切です。

ドライヤーを使う際は、まず根元から乾かし、髪の流れに沿って毛先へ向かって風を当てましょう。

同じ場所に高温の風を当て続けず、乾かしすぎないようにすることも意識してください。

乾かす前にヘアミルクや洗い流さないトリートメントを適量使用する方法もあります。

また、室内の空気が乾燥しすぎないよう、加湿器などで湿度を調整することも静電気対策につながります。

静電気を防ぐには、特別なことをするよりも、毎日の髪の扱い方を見直すことが大切だと思います。

3.静電気が起きてしまったときは、どう対処する?

どれだけ気をつけていても、冬は静電気が起こってしまうことがあります。

例えば、仕事中にマフラーを外した途端、髪が顔にまとわりついてしまったとき。

そんなとき、慌てて何度もブラシでとかすのは避けたいところです。

静電気が発生している髪に、さらに摩擦を加えてしまうことがあるからです。

まずは髪を優しく落ち着かせることを考えましょう。

外出先でおすすめの対処法

静電気が気になるときには、帯電防止成分を配合したヘアミストや洗い流さないトリートメントが役立ちます。

髪の広がりが気になる部分に少量をなじませ、手ぐしで優しく整えてみてください。

ヘアオイルやヘアミルクも、毛先のパサつきを抑えて髪をまとめたい場合には使えます。

ただし、一般的なオイルやミルクのすべてに、静電気を直接取り除く効果があるわけではありません。

静電気そのものが強い場合は、帯電防止成分を配合した製品を選ぶほうが適しています。

また、髪を整えた後は、何度も触ったり、ブラッシングを繰り返したりしないことも大切です。

そして、マフラーやコートを脱ぐ際にも、髪との摩擦を減らすように意識してみましょう。

特に長い髪の方は、マフラーを外す前に髪を軽くまとめておくと、髪が衣類にこすれるのを抑えやすくなります。

小さなことですが、こうした工夫で冬の髪の扱いやすさが変わることもあります。

まとめ|冬の静電気対策は、毎日の素髪ケアが大切です

今回は、冬に髪の静電気が起こる原因と対策についてお話ししました。

大切なポイントは次の3つです。

① 髪の乾燥を防ぎ、ヘアオイルやヘアミルクなどを上手に活用すること

② ブラッシングやドライヤーの使い方を見直し、摩擦を減らすこと

③ 静電気が起きたときは、帯電防止用のヘアケア製品などで優しく整えること

冬の髪は、乾燥や摩擦の影響を受けやすくなります。

静電気が起きるたびにスタイリング剤をたくさんつけるのではなく、まずは毎日のヘアケアを見直してみてはいかがでしょうか。

髪の太さやクセ、カラーやパーマによるダメージの状態は、一人ひとり違います。

そのため、同じトリートメントでも、髪質によって使い心地や仕上がりは変わります。

エヌドファイブでは、お客様の髪の状態を確認しながら、普段のシャンプーやトリートメント、ヘアオイルなどの選び方についてもご相談をお受けしています。

電子トリートメントM301についても、ご興味のある方には実際の使い方をご案内しています。

また、12月にはホームケア商品のセールも予定していますので、普段使っている製品を見直す機会にしていただければと思います。

名古屋市中村区の美容室「エヌドファイブ」は、地下鉄東山線「岩塚駅」1番出口から徒歩1分。平日は夜22時までカットを受け付けています。

髪の乾燥や広がりが気になる方は、カットやカラーの際にもお気軽にご相談ください。

冬も毎日のちょっとしたお手入れを大切にしながら、自然なツヤとまとまりのある髪を目指していきましょう。

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