美容院を上手に利用する方法！美容師からのお願いとは？その２ - 綺麗な"素髪"になる！３０歳からのヘアケア参考書

「（あ〜、何だかトイレに行きたくなってきた。パーマ中だし、どうしよっかな…。）」
「（美容院に来ていく服、どうしようかな…？考えるのめんどくさいな。）」
「（美容院の予約取りたいけど、電話予約って何を話せばいいのかわからないなぁ…。）」

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営しているオーナー兼美容師の
甲斐誠章です。

キレイな髪を手に入れるためには、美容院へ行くのは必須ですね。
ですが、美容室での上手な過ごし方を知っている方は意外と少ないものです。
お客様もどうして良いかわからず困ってしまう場合も多いと思います。
当たり前ですよね。
その業界内の細かな都合なんて、お客様は知らなくて当然です。

どんな服装がいいか、などの話はよくありますが、

このブログではもう一歩踏み込んだ美容院での過ごし方を、美容師側からの『できればこうしてくれるとありがたい！』という観点をシリーズで解説いたします。

前回は、【予約の取り方編】でした。

今回は、【店内の上手な過ごし方編】です。

服装
よく言われる服装についてですが、オシャレな服が良いとか、普段着の方が…とかは、美容院や担当の美容師によっても意見が変わるところですので、これが良い！というのは難しいです。
私個人的には、どんな服装でも良いと考えています。パジャマでも大丈夫です。

ですので、ほとんどの美容師が思うであろうできれば避けていただけるとありがたい服装だけお伝えしますと、
『首元にボリュームのある服』です。

フード付きのパーカーや首まで隠れるタイプの厚手のニットは、主にカットやシャンプー台作業がしにくくなってしまいますので、避けていただけると美容師側としてはありがたいです。

着てきていただいても問題はありません。施術はできます。
ただ、美容師側がちょっと作業がしにくいというだけです。
ですので、
できれば避けていただけると嬉しいな、という感じです。

お手洗いのタイミング。
お手洗いに行くタイミングも、迷うことが多いと思います。
（トイレ行きたくなってきたな…いつのタイミングで言えば良いかな…）となかなか言い出せない方も多いのではないでしょうか。

基本的には行きたくなったタイミングでお声がけしていただければ良いのですが、
こちらもできれば避けてほしいタイミングがあります。

それは、薬剤（カラー剤やパーマ液）を流しに行くタイミング。

お流しの時間が近づくと、美容師がそばにきて流す準備をし始めるので、お客様としては美容師に声をかけやすいというタイミングでもあります。
（今、お手洗いに行きたいって言っても良いかな？）と思うことは理解できますし、仕方のないこと。

しかし。
ヘアカラーやパーマは分単位で流すタイミングを見極めていますので、「よし、ここで流そう！」というタイミングで「お手洗いに…。」となると、当然、薬剤の反応時間が変わります。

髪に対するダメージや、パーマの場合はかかり具合にも関わってきますので、シャンプー台で流し終わったタイミングでお手洗いに行くと安心です。（Ｎﾟ５では、流し終わった後にお手洗いのお声がけをしております。）
髪の長さにもよりますが、
ヘアカラーのシャンプー時間は15〜20分、
パーマのお流しは10〜15分くらいが目安です。

この時間を我慢できるのであれば、我慢していただけるとありがたいです。
※無理な場合は我慢していただく必要はありませんよ。

お流しが終わった後に「お手洗いに…」と言っても、ほとんどの美容室で「え？今？」と思われることはありませんよ(^^)
安心してお伝えくださいませ。

シャンプー台の体の位置
シャンプー台でウィ〜ンと倒れた後、「もう少し上がってくださーい。」と言われた経験がある方や（体の位置、ここで合ってる？？）と、どこの位置が正解なのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シャンプー台では、横になったときに首の後がピタッと収まる位置が正解です。
この首の後ろで支えると、頭がちょうどまっすぐ水平になり一番楽な一になります。
首ではなく、後頭部などに枕がきてしまっている場合は、首の生え際が洗えなくなってしまいますので、「もう少し上がってください。」となりますし、
上の位置すぎて首がそりすぎてしまっている場合は、そのままだと首がとても痛くなってしまいますので、「もう少し足元の方にずれていただけますか？」となります。

背が低めの方は大変かもしれませんが、なるべく首の後ろが枕にピタッと合わさるように上へずれていただけると助かります。