冬のイヤ〜な静電気の防ぎ方。

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営しているオーナー兼美容師の
甲斐誠章です。

今回は、冬に多い髪の静電気について、原因と対策を書いてみます。

そもそも静電気とは
様々な物質や人体は通常は、プラスの電気とマイナスの電気を同じ数だけもって安定しています。
プラスの電気とマイナスの電気が同じ数だけあるので、釣り合いがとれており、バランスが良い状態で「電気的に中性な状態」といいます。これは、プラスでもマイナスでもない状態で「電気を帯びていない状態」ということができます。

これは、中性という言葉の通り、プラスでもマイナスでもない状態です。
つまり、「電気を帯びていない状態」ということができます。電気的に中性な状態のものに触っても、電気を帯びていないため、パチッとすることはありません。

しかし、このバランスが良い状態は常に保たれるわけではなく、髪においてはカラーやパーマで傷んで乾燥したり、紫外線やドライヤー、ヘアアイロンの熱などでマイナスの電気が移動してしまいます。

通常2つ物質の間には、マイナスの電気を「奪う側」と「奪われる側」という関係があり、これは、「もの」によって　マイナスの電気を引っ張る力が異なるために生じるのですが、2つのものが接触したとき、マイナスの電気を引っ張る力が強い方へ、もう一方のマイナスの電気が移動します。

マイナスの電気を奪われた方は、プラスの電気が多くなり、マイナスの電気を奪った側はマイナスの電気が多くなります。もともとはバランスが良い状態だったものが、接触したことでバランスを崩してしまったのです。

このバランスが崩れた状態のことを「静電気」といいます。

静電気には、プラスに帯電した「プラスの静電気」と、マイナスに帯電した「マイナスの静電気」が存在することになります。「静電気」を帯びたものは、電気的にバランスが悪い状態です。
バランスが悪いものは、どうにかして元のバランスが良い状態に戻ろうとします。
例えば2つのものがこすれ合って静電気が発生することを摩擦帯電といいますが、衣類を脱ぎ着するときに発生する静電気は、衣類と体、もしくは衣類と衣類が摩擦してマイナスの電気が移動することで発生します。
髪をブラッシングなどしたときに静電気で広がったりするのも、この現象ですね。
髪やお肌においては、マイナスの電気（電子）を奪われる場合が多いです。

静電気のなくし方
静電気をなくす方法の1つに、湿度管理があります。

「乾燥した冬場は静電気トラブルが多い」「雨天で湿度が高い日は静電気が起きにくい」などの経験はありませんか。静電気と湿度は、実はとても関係が深いです。

「湿度が高い」とはつまり、空気中の水分が多い状態です。
空気中の水分が多い場所では、体にたくさんの小さな水の粒が触れます。すると、肌や髪がしっとりしているように感じます。空気中の水分が多いところに物体を置くと、表面にたくさんの水の粒が触れます。水は電気を逃がす性質があるので、適度な湿度があれば静電気は発生しにくくなります。
乾燥しがちな冬は静電気が発生しやすく、逆に比較的湿度が高い夏は発生しにくいのは、そのためです。

人が生活していると静電気の発生は避けられませんが、ちょっとした工夫で減らすことはできます。

髪には適度な保湿状態を保つ
以上のことから、髪やお肌はとにかく乾燥状態を防ぐことができれば、静電気も防ぎやすくなります。
髪はなるべくダメージを出さないことが大前提ですが、カラーやパーマなどをするとある程度は仕方がないもの。

〇毎日のシャンプーで乾燥しないように洗浄力の優しい製品を使う。※結構重要
〇マイナスイオンの出るドライヤーを使う。
〇乾かした後でパサつきの感じる毛先などに、保湿効果の高いトリートメントを使う。
これらが一般的には有効な手段です。

エヌドファイブでは、やはり『電子トリートメント　M３．６』がおすすめです。

奪われやすいマイナスの電気を一瞬で補給してくれる優れもので、しかも普通の水などよりも逆にマイナスの電気を奪われにくくしてくれますので、「静電気が気になる！」と
思った瞬間にシュシュっとスプレーして振りかけるだけで、すぐに収まり、長時間静電気を防いでくれますよ。
お持ちの方は是非お試しくださいませ。
小さいボトルに入れて外出先に持ち歩くのもオススメです。