髪は年齢によって変化します。

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営しているオーナー兼美容師の
甲斐誠章です。

最近よく耳にする様になった「エイジング毛」や「加齢毛」って一体なんなの？？
今回は、加齢毛（エイジング毛）の見分け方と対処方法を書いてみます。

加齢毛とは。
加齢毛とは年齢が上がることによって段々と質感の変化してきた髪のことを指すのですが、どの様な変化かをざっくり言うと『癖毛』になってきます。

癖毛と言ってもさまざまな癖があるのですが、加齢毛の特徴としては
髪の毛１本１本がチリチリと縮れたような癖
になってきます。
皆様のイメージするくせ毛のパーマのようなカールやうねる感じの癖ではないんですね。

加齢毛という表現から「６０代とか７０代くらいからなるんでしょ？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は早ければ３０代くらいからでも出てきます。

これは、もともと直毛の人でも癖毛の人でも出てきますので、
直毛の人は真っ直ぐのチリチリ
癖毛の人は元のくせ＋チリチリ
になります。（表現が変ですみません）

加齢毛が出てきた人の実感としては、
「最近なんだか広がりやすくてまとまらないな…。」
「髪がパサパサで絡まりやすいな。傷んでいるのかな。」
というものが多いです。

ちょっとまとまりにくい感じやダメージした髪の手触りに似ていることから、癖毛が出てきたと気がつかない人が多いのです。
特に今までストレートヘアだった人は（私は癖毛じゃない）と思い込んでいるので、加齢毛によるくせをなかなか認識できない方も多い様です。まとまらないのは、カットが悪いのかな？とかダメージしてきちゃった…とか寝癖が付きやすくなった…など、なぜかわからないけども扱いにくくなってきたという感覚みたいです。

当てはまる症状があれば、あなたもエイジング毛になってきているのかもしれませんん。

対処方法
NGの対処法としては、傷んでいると思ってトリートメントをつけ過ぎてしまうことです。
場合によっては傷んでいる人もいるでしょうが、加齢毛による手触りやまとまりの悪化はダメージヘアと同じではありませんので、トリートメントをたくさんつければ良くなっていくものではありません。
トリートメントのつけ過ぎによるベタベタの髪は素髪の美しさを阻害してしまうので、あまり良くはありません。

癖による収まりの悪さを解消するには、ブローやヘアアイロンなどで癖毛を真っ直ぐにしてあげることです。
加齢毛が出てきた場合、『朝起きて何もしなくても出かけられるくらいにまとまる』ことは絶対にありません。
とくにショートヘアの方は広がってしまい、まとまらないと思います。
ですが、低温（１３０〜１５０℃）に設定した平アイロンで優しくスルーするだけで、とても収まりやすくなります。
平アイロン（ストレートアイロン）はご自宅に１本あると非常に便利です。

毎日アイロンなんてしている時間がないよっ！という方は、縮毛矯正をかけてしまうのも１つの手です。しかし、縮毛矯正をかけると、その後パーマがかからなくなったり、ブリーチカラーができなくなったりしますので注意が必要です。半年〜一年に一回周期でかけると朝が楽になります。
縮毛矯正自体が髪に負担のかかる施術になりますので、どうしても自分でアイロンなどをするのが苦手という方の最終手段くらいに思っていただけると良いでしょう。

今回もご覧いただき、ありがとうございます。

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N°５
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