何が違うの?白髪染めとファッションカラー

カウンセリング時に30代~40代の方からよく言われるセリフが、

「そろそろ白髪が出てきて気になるんだけど、白髪染めに変えるのはちょっとねぇ…」

「白髪染めにして、まっ黒になるのは嫌なのよね」

「私って、そろそろ白髪染めに変えないとダメですか?」

つまり、皆さま『白髪染め』というモノに不安感を抱いていらっしゃるのですね。

 

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を2店舗経営している
オーナー兼スタイリスト 甲斐誠章です。

 

白髪が出てきて気になるのだけれども、白髪染めはなんか不安。でも結局白髪もカバーしたいので、行きつく質問が

「白髪染めとおしゃれ染め(ファッションカラー)とどう違うんですか?」なんですね。

 

ざっくり結論から申しますと

何にも違いません。
いや、正確にはいろいろと違うんですけども、
失礼を承知で、素人のお客様がわかる範囲内では、何も変わらないという事ですね。

 

そもそもヘアカラーは、
マニキュア、ヘナ、草木染め等を除けば
白髪染めもおしゃれ染めも
髪が染まるメカニズム(理論)は同じだからです。

 

お客様の分かる範囲内で強いて言えば、
色味(赤系とか黄色系とかオレンジ系とか)にブラウンという色味が必ず入っている、ということです。

 

例えば、
レッドブラウンとかオレンジブラウンとかイエローブラウン、アッシュブラウンのように、○○ブラウンという色味になるんですね。

これがファッションカラーだと、
オレンジ、ピンク、ゴールド、アッシュ等、色味そのままになるんです。
ブラウンもブラウン単色できちんとあります。

では、なぜ白髪染めにはブラウンが入るのでしょうか?

簡単に説明しますと、
ブラウンとは髪のメラニン色素の役割をしているんです。

髪にはもともとメラニン色素という色素が入っていてメラニンが多いと黒く、少ないと茶色になっていき、無くなると白、つまり白髪になるわけです。

ですから、白髪染めの場合、
メラニンのぎっしり詰まった黒髪と、まったくない白髪の両方を同時に同じ色に染めなくてはいけないわけです。

通常カラー剤は髪につけると
メラニン色素を分解して
希望の明るさまで髪を明るく(茶色く)してから、
希望の色味を入れていくという作業をします。
(実際には同時進行です)

 

例えばオレンジに染めるとして
黒髪をちょっと茶色にして、茶色ベースの髪にオレンジ色を付けるのと、すでに色味のない白髪の、白色ベースにオレンジ色を付けるのとでは、仕上がりの色味が違ってしまう訳です。

黒髪部分は、茶色の混ざったオレンジ。
白髪部分は、鮮やかなオレンジ。

これが、ファッションカラーを白髪染めに使った仕上がりになります。白髪部分のみ鮮やかな色味になってしまって、浮いてしまうんですね。しっかり染まっていない様にも見えてしまいます。

 

ということは、
白髪がきちんと染まったように見せるためには、黒髪を明るくしたくらいの茶色の色味を白髪部分にも足してあげるとちょうど良くなるわけです。

もうお分かりですね。
これが白髪染めにブラウンが必ず入る理由なのです。

だからなんなのよって話ですけども、
ほんとにその通りで
オレンジに染めた人とオレンジブラウンに染めた人が2人で横に並べば、まあ色の違いも多少分かるでしょうけども、オレンジブラウンの方が自分一人の髪色を見て「わあ、これ、オレンジブラウンね!」と見分けられる人はごくごく少数だと思います。

オレンジかオレンジブラウンかなんて普通は、分かりません。下手したら、それが何色なのかもわからないかも知れません。

私も、色味が合うなと思えば、10代や20代などの白髪の全くないお客様にも白髪染めのカラーを使うことだってよくあります。ブラウン入りの色味は艶が出て綺麗に染まります。艶の欲しい方なんかには、最適なカラー剤です。

ですから、白髪染めは抵抗がある…とか思わなくても良いのです。ただの『カラー剤としての色味の違い』のみ。と思っていただいて構いません。染まり上がりの明るさで、暗めなら白髪もしっかり染まりやすいし、明るめならば白髪へのカバー力が落ちる…だけです。

数本の白髪が気になっていて、現在もそんなに明るめに染めていないのでしたら、同じ明るさの白髪染めを使った方が、白髪も染まり艶も出て綺麗な仕上がりになるでしょう。

 

一昔前は

確かに数年前までは白髪染めは暗めの色味しかありませんでした。しかし、最近は薬剤もかなり進化しまして明るめの白髪染めでもできるようになってきました。

メーカーさんも色々頑張っていまして、
白髪も染まりやすいファッションカラーや
ファッションカラーのように明るく染められる白髪染め
などを開発してきておりまして、
要するにお互いにあまり差がなくなりつつあるのです。

確かに明るめに染めると白髪のカバー力は落ちるのですけども(暗めの色の方がブラウンが濃い目なので、しっかりと染まります)色々技術にも工夫をすることで、以前よりはしっかりと染められる様になりました。

ただし、市販の白髪染めは、明るめだと白髪が染まりにくいか、思ったよりも暗めに染まる事が多い様ですので、お気を付け下さいませ。

 

まとめ。
白髪染めとファッションカラーの違いはほとんどない。
でした。

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