１から始める！ヘアケア＆頭皮ケアの“基本のき”その１〜シャンプー編〜

こんにちは。

名古屋市中村区で美容室を２店舗経営している、
オーナー件スタイリスト　甲斐誠章です。

今回からは、ヘアケアや頭皮ケアに今まで全く興味のなかった人でも、自宅でどうすれば良いかをシリーズで基本からわかりやすくご説明させていただこうと思います。

第一回目の今回は、シャンプー編です。

ヘアケアで一番大切なこととは、
シャンプーです。

１、シャンプー
２、頭皮ケア
３、トリートメント

の順番です。

皆様の考えている、
『ヘアケア＝トリートメント』は、
実は一番優先順位が低いです。

ですが、この一番大切なシャンプーをしっかりできている人は意外にも少ないのです。

シャンプーがしっかりできていないと、
◯汚れが落ちず、頭皮がクサくなる
◯髪や頭皮がいつもベタベタする
◯健康的な髪が生えにくくなる
◯頭皮が荒れたり、フケなどの原因になる　等、
良い事は１つもありません。

ですので、
今回はシャンプーの正しい洗い方をご説明いたします。

◯泡立ちが大切

まず、どの様な種類のシャンプーを使うにしても、
シャンプーは泡がとても大切です。
頭皮やスタイリング剤の汚れは、泡に吸着され浮かせて洗い流す仕組みだからです。

泡が立っていないシャンプーは、しっかり汚れを落とす事ができませんので、まずは泡をしっかりと立てる事が大切です。
油分や汚れが多い日などは、どうしても泡が立ちにくくなってしまいますので、最初のシャンプーで泡が立ちづらい場合は、２回シャンプーをすると良いでしょう。
とにかく、もこもこの泡がしっかりと立つまで繰り返し洗う事が重要です。ロングヘアの方などは、なかなか手間がかかると思いますが、たっぷりの泡で毛先まで包みましょう。

「でも、シャンプーをしすぎると、髪や頭皮が傷むって聞いた事があるんですけど…。」

それは、しっかりシャンプーができている場合の話ですので、泡が立っていないシャンプーをしている人が気にすることではありません。しっかり洗えている場合は、過剰なシャンプーは負担がかかるだけですので控えた方が良いでしょう。

ただ、１日に２回シャンプーをする程度では、髪や頭皮にそこまでの負担はかかりませんので、汚れの落ちていない場合のリスクよりは気にする必要はありません。
仮に２〜３回シャンプーした程度で髪や頭皮が傷んでくる場合は、お使いのシャンプー剤の方に問題があると思って良いでしょう。別の製品に変えることをお勧めいたします。

この場合の一日２〜３回と言うのは、一度に洗う回数のことです。
1日に洗うのは、夜眠る前までにその日の汚れを落としておけば問題ありません。
朝シャンして、汗をかいたから昼間もシャンプーして、夜もシャンプーする…
この様な１日２〜３回ではありませんのでご注意ください。

◯頭皮の擦り方

泡が立った後のシャンプーのやり方も大切です。

爪を立ててガシガシ洗うのは厳禁です。
気持ちが良いのはわかりますが…
頭皮に負担がかかりすぎます。
髪、抜けますよ…？

指の腹を使い頭皮をマッサージする様に揉みながら洗いましょう。
擦り洗いをする場合は、指は頭皮に添える程度の力で十分です。

この時に重要なのが、『擦る方向』です。
うまく洗えていな方には最重要ポイントです。
上から下（頭頂部から生え際）に向かって手を動かしてはいませんか？？

この動きでは、髪が邪魔になって頭皮まで指が届かず、頭皮をしっかり洗えません。
頭皮ではなく髪の毛の上を洗っている感じですね。
毎日きちんとシャンプーをしているにもかかわらず、頭皮のベタつきが取れなかったり、匂いが気になってしまう方は、案外この洗い方が原因かも知れません。

下から上（生え際から頭頂部）に向かって
指の腹で髪をかき分けながら、頭皮をしっかりと洗いましょう。
これは、結構重要なポイントです。

しっかり泡立てて、頭皮を優しく擦り洗いし、揉む様にマッサージをして仕上げれば、汚れもしっかり落ちて血行も良くなり理想的な状態に近づきます。

ちなみに、シャンプーやトリートメントは髪や頭皮に残らない様に、しっかりと濯ぎましょう。

１から始める！ヘアケア＆頭皮ケアの“基本のき”その２〜トリートメント〜

１から始める！ヘアケア＆頭皮ケアの基本のきその３〜お風呂上がり編〜