【美容師が解説】ヘアオイルは何を選べばいい?成分からわかる失敗しない選び方

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サロンワークをしていると、非常によく聞かれる質問があります。

「ヘアオイルって結局どれを選べばいいんですか?」

甲斐
甲斐

こんにちは。
名古屋市中村区、中村公園駅6番出口徒歩1分の美容室「N°5(エヌドファイブ)」で美容師をしている甲斐誠章です。

ドラッグストアやネットを見ると、今は本当にたくさんのヘアオイルがあります。
見た目もおしゃれで、香りも良く、SNSでも人気の商品が並んでいます。

ただ実際は、“なんとなく”で選んでいる方がかなり多いです。

もちろん、今使っていて髪の調子が良いなら問題ありません。
ですが、

  • 思ったよりベタつく
  • サラサラになるけど広がる
  • まとまらない
  • 逆に重くなりすぎる

こういった「なんか違う」を感じている方も多いです。

これは髪質の問題だけではなく、ヘアオイルの“中身”が自分に合っていないことが原因です。

ヘアオイルは、選び方を間違えると「髪に良さそうなのに扱いにくい」という状態になります。

今回は、美容師目線で
「ヘアオイルの成分と特徴」
「髪質別の選び方」
をわかりやすく解説します。

難しい話は抜きにして、「自分にはどのタイプが合うのか」がわかる内容にまとめます。

ヘアオイルは大きく分けると2種類

ヘアオイルは大きく分けると、

  • 石油由来系オイル
  • 植物由来系オイル

この2タイプに分かれます。

そして、多くの方がこの違いを知らないまま選んでいます。

例えるなら、

「軽いスポーツシューズ」と
「重厚感のある革靴」くらい使い心地が違います。

どちらが良い悪いではなく、目的が違います。

まずはここを理解すると、自分に合うオイルがかなり選びやすくなります。

見分け方は“成分表”を見るだけ

実は見分け方は簡単です。

商品の裏面にある「成分表示」を見ます。

成分は、配合量が多い順に並んでいます。

例えば、この製品のように

  • シクロペンタシロキサン
  • ジメチコン、ジメチコノール
  • フェニルトリメチコン

このようなカタカナ成分が上位に並んでいる場合は、石油由来系(シリコン系)オイルがメインです。

一方で、こちらの製品

  • ヒマワリ種子油
  • アルガンオイル
  • オリーブ油
  • ホホバ種子油

など、植物名が最初の方に多い場合は植物由来系オイルです。

最近は、こちらの製品のように

「シリコン系+植物オイル」

を組み合わせたハイブリッド型も非常に増えています。

つまり、“ヘアオイル”と一括りに言っても、中身はかなり違うということです。

石油由来系オイルの特徴

まずは石油由来系オイル。

これは簡単に言うと、「髪の表面をコーティングして手触りを良くするタイプ」です。

特徴

  • サラサラ感が出やすい
  • 指通りが良くなる
  • ツヤ感が出る
  • ベタつきにくい
  • 軽い仕上がり

特にドライヤー前との相性が良いです。

髪の摩擦を減らしてくれるため、

  • 絡まりやすい
  • 引っかかる
  • 指通りが悪い

という方には使いやすいです。

石油由来系が向いている人

こんな方にはおすすめです。

細毛・軟毛

重いオイルをつけるとペタッとしやすいため、軽い質感の方が扱いやすいです。

サラサラ感が欲しい人

まとまりより「軽さ」を重視する方には向いています。

ドライヤー前に使いたい人

熱ダメージや摩擦軽減目的なら相性が良いです。

石油由来系の注意点

ただし、万能ではありません。しっとりまとまる質感は少し苦手です。

例えば、

「髪が広がる」
「湿気で膨らむ」
「クセ毛でまとまらない」

こういった悩みの場合、量を増やしても“サラサラが増すだけ”になりやすいです。

結果として、

「いっぱい付けたのに広がる」という状態になります。これはオイル選びがズレているケースです。

植物由来系オイルの特徴

次は植物由来系オイルです。

こちらは“油分の重さ”を利用して髪をまとめるタイプです。

特徴

  • しっとりまとまる
  • 広がりを抑える
  • 乾燥対策になる
  • ツヤ感が出やすい
  • 保湿感が強い

特に、

  • ダメージ毛
  • 乾燥毛
  • 広がりやすい髪
  • クセ毛

には相性が良いです。

植物由来系が向いている人

髪が広がる人

湿気で膨らむ方にはかなり向いています。

乾燥しやすい人

毛先がパサつく方は植物系の方がまとまりやすいです。

クセ毛でボリュームが出る人

適度な重さが髪を落ち着かせます。

植物由来系の注意点

ただし、付けすぎると一気に重くなります。

特に、

  • 細毛
  • 毛量が少ない
  • 猫っ毛

の方は注意です。少量(2〜3滴)でも十分です。

植物系オイルは、「保湿クリーム」のような感覚で使うと失敗しにくいです。大量につければ良いわけではありません。

おすすめは、“毛先中心に少量”これが基本です。

美容師目線で感じる“失敗する原因”

実際のサロンワークで感じるのは、「髪質とオイルが合っていない」これが圧倒的に多いです。

例えば、

本来は“広がりを抑えたい”のに、軽いサラサラ系を選んでしまう。

逆に、

ボリュームを残したいのに、重い植物オイルをたっぷり付けてしまう。

これでは扱いにくくなります。

ヘアオイルは「人気商品を買えば正解」ではありません。

大切なのは、“今の自分の髪に合っているか”なのです。

市販品でも良い物はたくさんある

「美容室の商品じゃないとダメですか?」という質問もありますが、そんなことはありません。市販でも良い商品はあります。

ただ、商品名や口コミだけでは自分に合うのか判断しにくいのが現実です。

だからこそ、

  • 自分の髪質
  • 今のダメージ状態
  • 欲しい仕上がり

ここを理解して選ぶことが大切です。

自分に合うオイルがわからない方へ

実際は、自分の髪を客観的に判断するのは難しいです。

「乾燥していると思っていたけど、実はダメージよりクセが原因だった」という様なケースもかなり多いです。

当店では、髪質やダメージ状態を見ながら、

  • 軽めが合うのか
  • 重めが合うのか
  • 何をどのくらい付ければ良いか

まで細かくお伝えしています。

オイル選びだけで、毎朝の扱いやすさは本当に変わります。髪が扱いやすくなると、1日の気分まで変わります。

「なんとなく選ぶ」を卒業したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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